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ボルベール<帰郷> コレクターズ・エディション [DVD]¥4,935ギャガ・コミュニケーションズ 1![]() |

押し込むチカラ
ペドロ・アルモドバル監督の作品は、「オール・アバウト・マイ・マザー」にしても、
「トークトゥーハー」にしても少し変だ。物語の筋を真剣に考えていくと、位相が少し
ずれていると思えてくる。この映画もそうだ。1つの幽霊話と3名の殺人と2世代の
近親相姦の相当滅入りそうなテーマなのに、まったくそんな感じがしないのである。
アジアの優れた映画、例えば「殺人の追憶」(韓国)や「奇妙なサーカス」(日本)
では殺人や近親相姦はシビアに描かれるのだが、この映画はラテン的にお構いなしだ。
警察など、はなから用意されはいない。つまり所詮は「映画」であり、物語なのだ。
女優たちの演技に酔いしれて行くと、画面の色使いも題名となるペネロペの唄う歌も、
「何か文句ある?」というような迫力で我々に迫ってきて心地よくなってくるのである。
これはこの監督の「押し込むチカラ」の為せる業だと思う。
「トークトゥーハー」にしても少し変だ。物語の筋を真剣に考えていくと、位相が少し
ずれていると思えてくる。この映画もそうだ。1つの幽霊話と3名の殺人と2世代の
近親相姦の相当滅入りそうなテーマなのに、まったくそんな感じがしないのである。
アジアの優れた映画、例えば「殺人の追憶」(韓国)や「奇妙なサーカス」(日本)
では殺人や近親相姦はシビアに描かれるのだが、この映画はラテン的にお構いなしだ。
警察など、はなから用意されはいない。つまり所詮は「映画」であり、物語なのだ。
女優たちの演技に酔いしれて行くと、画面の色使いも題名となるペネロペの唄う歌も、
「何か文句ある?」というような迫力で我々に迫ってきて心地よくなってくるのである。
これはこの監督の「押し込むチカラ」の為せる業だと思う。
2009-01-02
アルモドバールの見る現代スペイン
ペネロペ・クルスは美しい。それは、内戦、独裁から民主主義に移行し、繁栄をしてきた(バブルの崩壊で最近スローダウンしているが)現代スペインそのものの美しさだ。彼女が扮するライムンダのレストランの繁盛は象徴的だ。
だが、その現在は忘れ去りたい過去との何らかの「和解」の上に成り立っている。ふだんは繁栄に隠れて見えない過去は、思いもつかないところからひょっこり顔を出し、現在、そして現在に生きる人々を混乱に追い込む。そして、和解が果たして本当のものか、良いことなのかを問う。
その混乱もやがておさまり(本質的な解決はされていないにしても)、また日常生活は動き出す。現実の生活の持つ強さは女性の強さとパラレルだ。民主化以前を経験しているアルモドバールは、スペインの現在および過去を描いているが、時間軸を貫いて変わらないものとしての生活の重みを言いたいのだろう。
民主主義移行後もう30年経つが、多くのスペイン人にとって過去との和解は重い課題だ。アルモドバールはペネロペ・クルスという逸材を自在に使って現代のスペインとスペイン人を描ききったのだ。
だが、その現在は忘れ去りたい過去との何らかの「和解」の上に成り立っている。ふだんは繁栄に隠れて見えない過去は、思いもつかないところからひょっこり顔を出し、現在、そして現在に生きる人々を混乱に追い込む。そして、和解が果たして本当のものか、良いことなのかを問う。
その混乱もやがておさまり(本質的な解決はされていないにしても)、また日常生活は動き出す。現実の生活の持つ強さは女性の強さとパラレルだ。民主化以前を経験しているアルモドバールは、スペインの現在および過去を描いているが、時間軸を貫いて変わらないものとしての生活の重みを言いたいのだろう。
民主主義移行後もう30年経つが、多くのスペイン人にとって過去との和解は重い課題だ。アルモドバールはペネロペ・クルスという逸材を自在に使って現代のスペインとスペイン人を描ききったのだ。
2008-12-07
母の逞しさ、そして愛
ハリウッドでも活躍するペネロペクルスがオスカーにノミニーされた作品。
母国語だから、伸び伸びと解き放たれたというより、彼女が女優として本当にやりたい作品にめぐり合えたという感が伝わってくる。
ハリウッドの大作のダイナミックさしかし虚構といえる世界を演じてきた彼女にとって、「母の愛」という人間の原愛をテーマにしたこの作品は、テーマが普通である分、かえって極めて難しい役であったと思う。
アルモドーバルの演出や脇を固める女優陣の演技で、派手ではないが、心に暖かなそして力を与えてくれる作品に仕上がっている。
たしかに他のアルモドーバルの作品と比べると、感動は少ないかもしれない。
しかし、ペネロペの外面だけでなく内面からにじみ出る強い美しさ、逞しさに共感するとともに彼女の表情一つ一つにとても弾きつけられた。
美しい色遣いはさすがアルモドーバル。彼の母親に対する深い愛情、音楽を介して伝わるさまざまなメッセージ、余韻を残し我々の頭の中で物語が続いていく終わり方。その他、彼でなければ出来ない映画。
母国語だから、伸び伸びと解き放たれたというより、彼女が女優として本当にやりたい作品にめぐり合えたという感が伝わってくる。
ハリウッドの大作のダイナミックさしかし虚構といえる世界を演じてきた彼女にとって、「母の愛」という人間の原愛をテーマにしたこの作品は、テーマが普通である分、かえって極めて難しい役であったと思う。
アルモドーバルの演出や脇を固める女優陣の演技で、派手ではないが、心に暖かなそして力を与えてくれる作品に仕上がっている。
たしかに他のアルモドーバルの作品と比べると、感動は少ないかもしれない。
しかし、ペネロペの外面だけでなく内面からにじみ出る強い美しさ、逞しさに共感するとともに彼女の表情一つ一つにとても弾きつけられた。
美しい色遣いはさすがアルモドーバル。彼の母親に対する深い愛情、音楽を介して伝わるさまざまなメッセージ、余韻を残し我々の頭の中で物語が続いていく終わり方。その他、彼でなければ出来ない映画。
2008-11-08
見どころの多い映画でした
ライムンダの歌うシーンが素晴らしかった!
ソウルフルな響きに思わず涙がこぼれました。
○○に関わった後で、すぐに仕事に精を出す。
生きることに対する逞しさを感じる女性でした。
娘をかばったライムンダの心情が、後になって
伝わってきて、グッとくるものがありました。
でも、もし私が○の子を身ごもってしまったら、
中絶という選択をするでしょう。生む決心をした
彼女の心情が、いまひとつ分からなかった・・。
色彩、音楽と、スパイスがジンワリ効いてきた。
見どころの多い、味わい深いドラマでした。
ソウルフルな響きに思わず涙がこぼれました。
○○に関わった後で、すぐに仕事に精を出す。
生きることに対する逞しさを感じる女性でした。
娘をかばったライムンダの心情が、後になって
伝わってきて、グッとくるものがありました。
でも、もし私が○の子を身ごもってしまったら、
中絶という選択をするでしょう。生む決心をした
彼女の心情が、いまひとつ分からなかった・・。
色彩、音楽と、スパイスがジンワリ効いてきた。
見どころの多い、味わい深いドラマでした。
2008-10-06
ボルベール
最後母が帰ってきてベンチで二人で会話するシーンがあるんです そのときのムードが好き
母と娘の絆が垣間見れます 衝撃の真実が明らかになって母が娘を抱きしめたそのときの
シーンが絵のようでとっても美しいです 全体的にシリアスな映画で飽きずに見れます
母と娘の絆が垣間見れます 衝撃の真実が明らかになって母が娘を抱きしめたそのときの
シーンが絵のようでとっても美しいです 全体的にシリアスな映画で飽きずに見れます
2008-08-04












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