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マリア・ブラウンの結婚 [DVD]¥5,040ペーター・メルテスハイマー ペア・フレーリヒ / 紀伊國屋書店 0![]() |

ドイツ人による戦後ドイツへの自嘲−−この作品に込められたドイツ人の屈折した感情
戦後、同じ様に敗戦国でありながら、ドイツと日本は非常に違った「戦後」を歩んだ。先ず、何よりもドイツは分割された。又、ドイツは、憲法を何度も改定したが、日本は、憲法を一度も改定して居ない。その一方で、過去の歴史問題について、戦後の日本にはかなりの自由が存在したのに対し、ドイツでは、厳しい言論規制が行はれ、歴史を自由に議論する事が出来無かった。この映画を見ると、私は、そうした戦後のドイツと日本の違いを痛感させられる。
私は、この映画が好きではない。この映画には、戦後ドイツの不自由な言論状況とその下で生きて来たドイツ人の屈折した感情ばかりが感じられ、はっきり言って、憂鬱である。元の夫が東ドイツ、新しい夫がEC(当時)を暗示して居る事は誰にもわかるが、とにかく屈折して居る。ドイツ人が歩んだ戦後の苦難に敬意を表して星三つとするが、映画として、出来の良い作品だとは思はない。ドイツの戦後を描いた作品として、私は、この映画よりも、(日本人である)浦澤直樹の劇画『モンスター』の方が、よほど、ドイツ人の心情を代弁して居る気がする。
(西岡昌紀・内科医/ヨーロッパの大戦が終結して63年目の日に)
私は、この映画が好きではない。この映画には、戦後ドイツの不自由な言論状況とその下で生きて来たドイツ人の屈折した感情ばかりが感じられ、はっきり言って、憂鬱である。元の夫が東ドイツ、新しい夫がEC(当時)を暗示して居る事は誰にもわかるが、とにかく屈折して居る。ドイツ人が歩んだ戦後の苦難に敬意を表して星三つとするが、映画として、出来の良い作品だとは思はない。ドイツの戦後を描いた作品として、私は、この映画よりも、(日本人である)浦澤直樹の劇画『モンスター』の方が、よほど、ドイツ人の心情を代弁して居る気がする。
(西岡昌紀・内科医/ヨーロッパの大戦が終結して63年目の日に)
2008-05-08












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