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人魚姫

¥2,100
清川 あさみ 金原 瑞人 / リトル・モア

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最高の贅沢
小さな頃に読んだ時には、ただただ人魚姫が可哀想で、王子と隣国(?)の姫が憎らしくてたまりませんでした。ですが、大人になって読み返してみると…。人を好きになるというのは、命の恩人だから、というような理屈ではなくて。人魚姫は、幸せな恋人達に横恋慕しているようなものなんですよね…。と、そういう見方が出来るようになってしまいました。そしてそれを思う時に、子供の頃よりももっと人魚姫の悲しみや、王子を殺す事が出来なかった気持が深く深く迫ってきました。それを可能にしたのはこの本のため息が出るほどの美しさと、素晴らしい訳文があったからこそです…!幾重にも重なる繊細な青、蒼、碧。波の雫のスパンコール。美しい人魚の刺繍。どのページを開いても、吸い込まれそうになります。『人魚姫』の決定版と言えるのではないでしょうか。
熱く語ってしまいましたが、値段もお手頃で、宝物の1冊になること請け合いです!!
2007-09-15
完全に大人用です
3歳の子供と一緒に読もう(読み聞かせ)と思い購入したのですが、文章も漢字が多く(完訳)、振り仮名もないので、完全に大人向けだと思いました。絵も大人向けでシックで素晴らしいものです。
2007-08-13
大人用
うつくしい。
とても、うつくしい本です。
絵本、という体裁を取っていますが、
これは子供向けではないと思います。
子供にがちゃがちゃした絵などではなく、
これを読み聞かせさせるのも、それはそれで
大変すばらしいことだと思いますが、
これはぜひ大人が味わってほしい絵本だと
しみじみ思いました。

金原さんによる翻訳もさることながら、
清川さんのビーズやら刺繍がとてもうつくしい。
「パッチワーク」とか「手芸」といった域ではなく、
これは「芸術」だと思います。

疲れて帰って来た日など、
帰宅後真っ先にテレビをつけるのではなく、
この本を開いてみてください。

きっと、心が休まり、落ち着くはずです。

心が安らぐ、どこまでもうつくしい本です。
2007-07-30
名作を華麗なアートワークで味わえる贅沢な絵本

人魚姫といえば、知らないひとはいないくらい有名な作品。
子どもの頃に童話として読んだ方が多いと思いますが、この作品は
大人になって再び読んでみると、違った感じを受けると思います。

悲しみ、憧れ、苦しみ、やさしさ、もどかしさ、叶わぬ想い…   
話しの中でたどる人魚姫の心の動きひとつひとつが、自分自身の人生で
直面した様々なシーンとオーバーラップしてきました。

大人として読んで、最も切実に感じた事。それは
何かを獲得するには何かを犠牲にしなければならない ということだ。

ナイフを手にした人魚姫の最後の決断。現代の女性は共感できないひとも
少なくないかもね…  しかし、それもまた良しと思います。

本書を特別なものにしているのは、清川さんによる物語に添えられた絵の美しさ。
前作「幸せな王子」でも魅せてくれた、糸や布やビーズから魔法のように紡ぎだす
芸術的画面は一見の価値あり。ぜひご覧いただきたい。華やかな海底での舞踏会から、
不気味な魔女の森へと移るシーンは見どころです。

そんなわけで、今、人魚姫をよむならこの作品しかありません。
2007-06-29
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