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本を読む本 (講談社学術文庫)

¥945
Mortimer J. Adler Charles Van Doren 外山 滋比古 / 講談社

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真っ当な読書法
私自身、書籍などで学習する機会が多いが、その効果や読み方、読書スピードなどに疑問を持っており、何かヒントを得られないかとこの本を選んだ。

点検読書という速読的な手法と、理解を深めるための分析読書、シントピカル読書といった読書法について書かれており、本によって各手法を使い分けようという事である。

それぞれの手法は、特殊・特別というよりとても真っ当という印象。

書籍から学習する機会の多い人にはとても役に立つだろうと思う。
私自身、読書に対する考えがとても広がった。

2008-12-02
読書とは学問だったのか。
「速読」関連の書籍では、主に本をいかに速く読めるかという方法に着目した内容がほとんどだと思いますが、本書では方法ではなくて、「読書」をシステマチックに技術論として述べています。「読書とは本を読むことで、それは誰かに習うものではない」という私の先入観を大きく覆してくれました。これがひとつの学問の教科書で、中学、高校くらいで習っていたら読書に対する考えが変わり、読書離れを防げるんじゃないでしょうか。
 書くことが積極的で、読むことは消極的と考えがちですが、読むことも積極的であるという説明には納得させられました。最後の外山氏の「日本人の読書」というあとがきで「新しい知的読書へ向かうためにこの読書技術が必要」とあり、さらに共感させられる内容でした。
2008-11-18
難しい
たしかに、ためになることは書いてあった気はする。
この本の通りに読めば本をほぼ完全に理解することができるだろう。
しかし、私たちは日常生活の上で、ここまで一冊の本に対して力を入れて読むことがあるだろうか。
もし、その時が来たとしたらこの本の評価は劇的に変わるかもしれないが、今は大して役に立たなかったといわざるを得ない。
2008-11-09
時代を超えるもの
これまでの読書に対する姿勢を改めて考えてみようと思ったときに、いろんな人から勧められました。
本とはなんぞや読むとはどういうことか、その意識や特に「読書行動の意味」がクリアになるような話で、なによりもこの分野の基本(根源)であると感じます。だからこそ長い時間残っているのでしょう。
もっと、高校生くらいの時に読んでおけばよかったと感じました。でも、情報が溢れ、これまでになく「本の意味」みたいなことがぼやけそうな昨今に出会えてよかったとも思います。

本当にこの本の原書が発行された時期を知って驚きました。そしてこれだけの内容でこれだけの長い期間存在しているのに、この内容が日本の学校教育に(少なくとも自分の通っていた小中学校では)活かされていないことが不思議になってきました。世の国語教諭の方々はとりあえず賛同するしないに関わらず読んでおいていただきたい。と、そんなことを考えると、たぶん高校の時の先生は読んでいたような気がしてきました。これを読んで今になって、あの授業のあれはそういうことだったのかも?と思えてきました。その先生とは映画の話はしましたが、本の話はしたことがなかった。していればこの本が話題に出てきたかもしれないです(個人的回想ですみません。まぁでも後悔はしてませんということで…)

ただし、あまりにも昔の原書で、そろそろいい加減時代遅れな印象も受けました。インターネットやケータイ電話などのメディア進化はやはりこれからの本を読むスタイルに無視はできない流れになってきていると思います。

というわけで、ボクはこの次に勝間和代氏の「読書進化論」を読んでいるわけです。
2008-10-28
あなたにルールとプロセスを導入する良書
本書の最重要ポイント

1 急いで飛ばし読みをするとき、問答無用で飛ばすページは全体の3割程度、
  そしてすでに「飛ばし読みの速読」をする各ポイントは決まっている。
2 上項により最初の一読において、
  最速のスピードで求める速読部分は決定されている。
  途中、発見した重要部分のみが遅く読む場所となる。  
3 ということで、速読以外の遅い読みは原則として分析読みとして扱う。
4 分析になっていない「遅い読み」はやってはいけない。
  ルール違反時は、本当に速読と分析読みになっているか再確認してみる。

 以上、本書を読んで、速読と遅読、のルールとプロセスを掴めたならば、
あなたが本書の読書法通りに、
読書に入るための基本のセッティングをこなしたとき、
ある本を最初に読むときは必ず最速で出来うる限りの速読をしているでしょう。
つまりこの本は「速読+分析遅読、のための読書法を扱った本」なのです。

 本書により多くの人々が自分の部屋に積み上がった、
分厚い本達による無言の重圧から解放されるとおもいます。
2008-09-17
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